
生きるためのサッカー ブラジル、札幌、神戸 転がるボールを追いかけて
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生きるためのサッカー
ブラジル、札幌、神戸 転がるボールを追いかけて
著者 ネルソン松原
取材・構成 松本創
取材・解説 小笠原博毅
発行 サウダージ・ブックス
発売 瀬戸内人
定価 1800円+税
240ページ 46判変形 並製
初版発行日 2014年6月18日
ISBN978-4-907473-04-4
紹介文
だけど、後悔はしていない。ぼくの行く先はボールが決める。ボールが転がり着いたところが、ぼくの生きる場所なんだ。
——本書より
ブラジル・日本サッカー交流史をめぐる貴重な証言を収録した、著者初の自叙伝!
元ヴィッセル神戸ユース監督の日系ブラジル人2世のサッカー指導者である著者は、セルジオ越後、ラモス瑠偉らとともに、J リーグ発足以前の日本に”ブラジル・サッカー” を伝授。”フットサル”をはじめて日本に紹介した立役者のひとりとしても知られる。数多くの選手を指導・育成し、教え子には京都サンガF.C. 元日本代表の山瀬功治らがいる。
「サッカーには勝つよりも、大切なことがある」。母国ブラジルとのサッカー文化の違いを受け入れながら日本でキャリアを積み、阪神淡路大震災やクラブチームの経営不振などのさまざまな難局を、「生きるためのサッカー」への情熱によって乗り越えていく。サッカーファンや指導者はもちろん、先行きの見えない人生に思い悩むすべての人に捧げる”不屈”の指導者のライフストーリー。
ブラジルのサッカーのみならず、スポーツ教育、日本人移民の歴史に関心のある読者にもおすすめの一冊。
目次
序文 転がるボールを追いかけて
第一章 はじまりのサッカー——サンパウロ
第二章 家族の中の移民史
第三章 ブラジルから来た留学生——札幌
第四章 ぼくはやっぱりサッカーをやりたい
第五章 指導者という生き方——札幌~倉敷
第六章 傷つき、立ち上がる街で——神戸
第七章 生きるためのサッカー——二つの国を生きて
関連年表
解説 ボールに導かれる旅 小笠原博毅
著者紹介
ネルソン松原/Nelson Matsubara
サッカー指導者。1951 年ブラジル・パラナ州ロンドリーナ生まれ。2 歳の時にサンパウロに移る。1973年から75年、日本ではじめてのブラジル人サッカー留学生として札幌大学に留学。この間、フットサルの普及活動やルールブックの翻訳にも携わる。ブラジルに帰国しサント・アンドレ体育大学を卒業後、スポーツ関連の仕事に就く。1988年に札幌のサッカー指導者として再来日。その後、川崎製鉄サッカー部ヘッドコーチ、ヴィッセル神戸ユースコーチおよび監督を歴任。サッカー日本代表やJリーガーを含む数多くの選手を育成した。現在は、神戸スポーツアカデミーで市民にサッカーやフットサルを指導するかたわら、NPO法人・関西ブラジル人コミュニティのスタッフもつとめる。2018年逝去。
松本創 (まつもと・はじむ)
1970年生まれ。神戸新聞記者を経て、フリーランスのライター/編集者。関西を拠点に、政治・行政、都市や文化などをテーマに取材し、人物ルポやインタビュー、コラムなどを執筆している。著書に『ふたつの震災―[1・17]の神戸から[3・11]の東北へ』(西岡研介との共著、講談社、2012)。
小笠原博毅(おがさわら・ひろき)
1968年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス校社会学部博士課程修了。社会学PhD。研究テーマはスポーツにおける移動と人種差別の文化。共編著に『サッカーの詩学と政治学』(人文書院、2006)、編著に『黒い大西洋と知識人の現在』(松籟社、2009)など。現在神戸大学大学院国際文化学研究科教員。
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