1/1

茸の耳 鯨の耳【国内送料無料キャンペーン実施中!】

¥1,980 税込

なら 手数料無料で 月々¥660から

別途送料がかかります。送料を確認する

この商品は海外配送できる商品です。

詩集

茸の耳 鯨の耳​

著者 ミシマショウジ
発行 トランジスター・プレス

定価 1800円+税
80ページ B6判 ペーパーバック
装丁 川邉雄
初版発行日 2024年11月30日
ISBN978-4-902951-11-0


紹介文

◎鈴木創士さん紹介(現代思潮新社のウェブサイト、2025.1)
《ミシマショウジの詩集で「さみなし」という古語をはじめて知った。さみなし。さの、み、なし。本の註によると、さみなしとは、中身がなく、中がうつろで空洞であることだそうだ。我々には中身がない。それを自覚すべきだろう。》
http://www.gendaishicho.co.jp/news/n59759.html

◎小笠原博毅さん評(サウダージ・ブックスのnote、2024.11.20)
《ミシマショウジの詩にこの客観性が刻み込まれているとしたら、それはもうジャーナリズムだ。ジャーナリズムを刻み込む詩。詩的ジャーナリズムではない、あくまでも冷徹さが刻み込まれ、罠のように張り巡らされた詩たち。》
https://note.com/saudade_books/n/n6cad6d420f32


耳は 草に生まれる 白い草に露の ひかりに踊り踏まれた靴と大地に 耳は生まれる 胸に糸玉をもって生まれてきた 百本 千本 一万本の糸だ 夜の夜を twinkle twinkle 胞子を飛ばし菌糸を織って虹の 鯨が空を泳ぐころ 土の下ではおおきな錦の布が広がる
(「夏至 一」より)

究極的には、詩との関係は混沌との関係だと思う。…混沌、それはパンだ、パン生地だ。こねられる、そして、こねる。混沌が歌うのは、舞うのは、悼むのは、われわれだ。その思考に驚き、笑い、救われるような気がし、感動する。
——管啓次郎「混沌のために」より

夏から冬へ。深い夜の中、野性の音に耳をすませ、世界の傷を夢想する。パンを焼き、詩を書くビート詩人。待望の第3詩集! 解説=管啓次郎、栞文=ヤリタミサコ、小笠原博毅


目次

​序にかえて

茸の耳 鯨の耳
 夏至
 冬至
 
​用語人名解説
混沌のために 管啓次郎

​​
著者紹介

ミシマショウジ
兵庫県で自家製酵母パン店 ameen's oven を営む。パンを焼き、詩を書く。『現代詩手帖』2017 年10 月号の特集「詩と料理」に作品が掲載。詩集に『Ghost Songs』(黒パン文庫)、『パンの心臓』(トランジスター・プレス)。共著に『敷石のパリ』(トランジスター・プレス)、『舌の上の階級闘争』(リトルモア)など。友人たちと『詩の民主花』を発行し、朗読会をおこなっている。

商品をアプリでお気に入り
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥1,980 税込

最近チェックした商品
    セール中の商品
      その他の商品